ZClassic(ZCL) CLI ウォレット on Ubuntu 16.04 を使うまでと使ってみる。

ZCash, ZClassic の上昇率が半端ないので改めてウォレットを準備する。

また、マイニングの報酬先にCryptopiaを使っているのだけども、
どうも同期が取れないという事案もあったので、

https://twitter.com/ZclassicCoin/status/963596544900501505

やはり各種暗号通貨はウォレットもしっかりと準備する必要があると再認識

GUI 周りはイマイチ完成度が悪いので CUI を使用する。

ZClassic とは

ZCash のフォーク版。ZCash と同じゼロ知識証明を用いた暗号通貨。
ZCash との違いは、マイニング報酬の報酬先に関することと、スロースタートの有無

公式ウォレット

インストール

以前の記事を参照

geraniums.hatenablog.com

zcash-cli

デーモン起動後は zcash-cli を使って操作する。 CLI のソフト自体は他のZCash や ZEN と共通なので、zcash-cli となっている。
わかりにくい方は zcl-cli に名前を変えたほうが良いです。

mv ./src/zcash-cli ./src/zcl-cli

同期の確認

アドレスを作っても同期がされないと着金してるか分からないので同期状況を確認する。

./src/zcash-cli getinfo

上記を実行すると自分の場合は下記のように出る。

{
  "version": 1001051,
  "protocolversion": 170002,
  "walletversion": 60000,
  "balance": 0.07275687,
  "blocks": 267629,
  "timeoffset": 0,
  "connections": 10,
  "proxy": "",
  "difficulty": 3565776.88345532,
  "testnet": false,
  "keypoololdest": xxxxxxxxxx,
  "keypoolsize": 101,
  "paytxfee": 0.00000000,
  "relayfee": 0.00000100,
  "errors": ""
}

ここで確認するのは blocks
下記のような Block Exploler のサイトから最新の Block Height を確認する。
https://zcl-explorer.com/zcl-explorer.com getinfo した結果の blocks と最新の Block Height が同じであれば同期されてる。
(もっと他に確認する方法はあるかもしれませんが、自分は見つけれませんでした。)

違っていれば、何回か実行するとBlockが増えていくはずなので、同期するまで待つ。
増えない場合はネットワークに接続されていないので、その原因を探す。

t-addressの作成

t-addressは透明アドレスと言って普通のビットコインのように誰から誰に送ったが全て分かるアドレス。
取引所やマイニングプールでは、だいたいこのアドレスにしか送れないはずなので、 まずはt-addressを作成する。

./src/zcash-cli getnewaddress

上記を実行すると、アドレスが作られ、表示される。
何回も実行すれば何回でもアドレスが作れる。

t-addressの確認

./src/zcash-cli listreceivedbyaddress 0 true

上記を実行するとamountが0(入金されていない空の)のも全て表示される。 入金されているアドレスだけ見る場合は下記の通り

./src/zcash-cli listreceivedbyaddress

z-address の作成

z-address は ゼロ知識証明 を用いることで、誰が誰に送金したか分からなくなるアドレス

./src/zcash-cli z_getnewaddress

上記でz-addressが作成される。

z-address の確認

./src/zcash-cli z_listaddresses

上記でz-addressの一覧が作成される。 また、balanceを確認する際は表示されたアドレスをコピーして

./src/zcash-cli z_getbalance 【zアドレス】

を実行することで blance が表示される。

ウォレットからの出金

t-address へ送金する場合は下記の例のように行う。

./src/zcash-cli sendtoaddress "【宛先アドレス】" 【送信する量】

z-address へ送金する場合は下記の例のように行う。

./src/zcash-cli z_sendmany "【送信元zアドレス】" [{"address":【宛先zアドレス】 ,"amount":【送信する量】}]

参考記事

https://slowfx.com/articles/172slowfx.com

https://en.bitcoin.it/wiki/Original_Bitcoin_client/API_calls_list

github.com